2019読書録 #8~#10

最終更新: 5月26日



ざざっと。



#8. マリオン・ローゼン『ローゼンメソッドボディワーク』(BABジャパン, 2013)


今年に入り、トラウマを身体方面から治療する方法への関心が急に高くなった(『身体はトラウマを記録する』を読んでいる影響)。


他方で「触られたい」欲求がずっとあるのも感じており、それら二つが交差する地点にありそうな感じがしたのが「ボティワーク」や本書のようなタッチ系のセラピーだった(正直に言うと特にこのメソッドでなくても、効くなら何でもよい)。


本書は「ローゼンメソッドボディワーク」の解説書、と思って読んだけど必ずしもよく分かる解説ではなかった。たぶん百聞は一見に如かず系のものだと思うので、いつか体験してみたい。



#9. 田中貴恵/石井直方『運動ギライでも筋肉はつけられる!』(PHP研究所, 2015)


説得力があり、おもしろかった。


本書によれば上手に運動するのに必要な各種の能力は同時には発達せず、順番がある。「運動嫌い」になる理由はそこにある。


具体的には、まず小学生くらいで「巧緻性」(動作を上手にコントロールする能力)が発達する。しかし筋力は未発達だ。そのため「身体がついてこない」という現象が起きる。頭の中では跳べる跳び箱を、実際には跳べない。イメージ通りの動きを実行するのに必要な筋力が未発達だからだ。サイアクなのは、それを大人(教師)からネガティブに成績評価されてしまうことだ。そうして子どもは自信をなくし、運動嫌いになる。


皮肉なことに、運動嫌いになったころ(小学校高学年から中学くらい)、筋力が急激に発達する。


これには思いあたることがある。私は少年野球をやっていたころ身体が小さくてプレーに苦労した。中学で野球を辞めてしばらく後、大学の体育の授業でソフトボールをしたとき、ブランクにもかかわらず、子どものころできなかったプレーが簡単にできたことがあった(しかも、やったことのない守備ポジションで)。


著者は、だから、大人になった今こそ運動をやってみるのも悪くないですよ、と説く。なるほどなーと思う。


なお、運動には「巧緻性」以外にも「スピード」「パワー」「持久力」などの要素があるが、そのすべての基礎になるものが筋力とのこと。


また、筋肉には遅筋と速筋があり、私たちが運動をする目的によって、鍛えるターゲットとなる筋肉の種類や鍛え方が異なるとのこと。それについての説明もわかりやすかった。



#10. 本田秀夫『自閉症スペクトラムがよくわかる本』(講談社, 2015)


発達障害についてのおさらいをざざっとしたくて図書館で数冊借りたうちの一冊。非常にわかりやすかった。



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