こんにちは、ふゆひこです。毎日ものすごく暑いですが、いかがお過ごしですか。
突然ですが、ブログを始めてみました。
最初の投稿のタイトルは、「"minä"(わたし)になる」です。
リカバリー=「わたし」になること
「minä」(ミーナまたはミナ)というのは、フィンランド語で「わたし」という意味です。
フィンランドは世界幸福度ランキング1位の国です。
私はフィンランドに4回ほど行きました。初めて行ったときから、もう「フィンランドのとりこ♡」です。空港に降り立っただけで元気になる感じがします。
フィンランドでは、私がどんな考え・気持ち・好みを持っていて、どんな服装をして何を食べていても、誰も気にしません。
私自身も、フィンランドでは「こんなことをしたら世間様から何て思われるかな…」などと気にする必要を感じません。
私はどんな人間でもいいのです。
そのことが私をどんなに楽にしてくれるか、フィンランドに行くまで私は全く知りませんでした。
以来、私は「元気になる」とか「回復する」とかいうこと(専門用語で「リカバリー」といいます)とは、突き詰めると「わたし=minä」になることだ、と考えるようになりました。
リカバリー=minäになること。
minäになることで、リカバリーする。
これを私のライフワークにしたいと思いました。
「私」と「わたし」
私は精神保健福祉士として10年以上働いてきました。他方で、私自身がひきこもり経験者であり、アダルトチルドレン(AC)でもあります(詳しくはプロフィールをご覧ください)。
しかし、あらためて振り返るに、私の問題というのは「ひきこもり」とか「アダルトチルドレン」であるということそれ自体ではなかったのかもしれません。
私の問題は、私が「わたし」でなかったということです。
私は子どものころから「これがしたい」「これはイヤ」という「わたし」の気持ちよりも、「こうすべき」「イヤだけど親や先生が言うとおりにした方がいい」という生き方をしてきました。
いま思うと、これは「わたし」自身を無視すること、すなわち「わたし」自身に対するネグレクト(虐待)だったなと感じます。
「わたし」のいちばん近くにいる存在、そして最良の友達・味方・理解者になってあげるべき存在は、当の「私」自身です。親でも教師でもありません。
「わたし」は、その「私」から長いあいだ後回しにされたり、無視をされたりしてきたわけです。
道理で、疲れ果ててひきこもったり、認めてほしくて仕事依存になったりしたわけです。
私は「わたし」に謝らないといけないと感じます。
そして、これからは「わたし」を大切に育ててあげようと思っています。
生活することを通じて回復したい
最近は、一日のはじめに瞑想をするようにしています。しないと気持ち悪く感じるようにさえなってきました。
私にとって瞑想は、「私」と「わたし」を一致・シンクロさせるはたらきを持っています。
言い換えると、「わたし」の気持ちや考えを「私」が傾聴してあげる時間になっています。
瞑想、とてもオススメです。
瞑想を始めたのはこの2~3年ですが、私はだんだんと「わたし」の「こころ」や「からだ」のことを、以前よりも知るようになってきました。
例えば、先ほど私は隣のおじさんから貰ったスイカを一口かじりました。
その瞬間、「ああ、『わたし』のからだはこれを欲していた!!」と強く感じました。夏の暑い日にの仕事終わりに飲む生ビールの一口めのように、スイカの果汁が体に染み渡っていくのを感じました。
私は「わたし」のこころとからだが喜んでいるのを感じました。
それを感じて「私」も嬉しくなりました。
このような、暮らしの中の小さな積み重ねが、ボクシングで言うジャブのように(いい意味で)効いてきて、いわゆる「自己肯定感」や幸福感が高まったり、次なるチャレンジへの勇気や元気が湧いてきたりするのだと、私は思っています。
私にとって生活それ自体が「わたし=minä」になる=リカバリーするためのプロジェクトなのです。
これから、このブログで、その様子をお伝えしていきたいと思います。同じく「生きづらさ」を抱える方やそのご家族のために、何かひとつでも参考になることが書ければ嬉しいです。
みんなでminä(ミーナ)になりましょう。
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